足場撤去と雨水処理

p1260001 %e8%b6%b3%e5%a0%b4%e6%92%a4%e5%8e%bb足場をようやく撤去した。もともとはデッキ屋根架け工事のためだったが、「足場があるのなら……」といくつも工事を追加することになり、とうとう半年ちかくも架かっていたことになる。しかしストーブ煙突の交換も足場のお蔭でずいぶん楽になったし、太陽光パネルの設置では、足場費用(約10%)がまるまる節約できた。

 先週に報告した結露による漏水も、足場機材がなかったら「しばらく様子を見ようか」ということになったろうし、予定になかった雨樋設置も、足場があればこその急ぎ工事だったわけだ。しかし見方をかえれば、ケチケチ精神が余計な工事を引きずり出したとも言えなくもない。

 足場があるために手が付けられなかった仕事もいくつかあり、その一つが雨樋の雨水処理なのだが、半年も放置してしまうと草刈りだけでもかなり大変。斜面を覆っていたセンチピート芝(ムカデシバ)は、伸び放題のほふく茎が固くなっているし、試しに植えたエリゲロン(源平小菊)もすっかり根付いて、このまま放置すれば斜面全体を覆ってしまうかもしれない。

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 雨樋の延長パイプを斜面に埋設するだけだから、工事そのものは単純。芝草をはがし、バックフォーで斜面を掘ってゆく。くわえ装置付きなので。大きな埋め石もすぐに撤去でき、パイプを設置して埋めもどし、はがした芝草を貼りつければ終了。約3時間ほどの作業だった。

結露20年か

 そろそろ足場の撤去か、と考えていたときの漏水だった。二階北面の書斎横のトイレの天井から、ぽたぽたと水が落ちてくる。量はワン・フィンガー(古い!)と大したことはないが、雨も降っていないよく晴れた日に二日もつづけて……。こりゃ何事だ……??

 とりあえず足場撤去は延期して、鈑金屋さんに電話をかけまくる。さいわいストーブの煙突塔を作ってもらった鈑金屋さん(川ちゃん)が手が空いていて飛んできてくれた。
「雨漏りが凍り、晴れて解けだしたのかもしれませんね」

 まずは足場作りからはじめたが、初日はこれで終了。本格作業は明日からということになるが、なにせ北面屋根だけに、霜が降りた朝のうちは危険すぎて登れない。
 お昼近くになって作業開始。もし雨漏りだとすれば、カネ勾配と4寸勾配をつないだ妻壁あたりと目星をつけていたが、横葺きのステンレスを剥がし、敷いてあるアスファルトシングルを取り除いてみても雨漏りの痕跡はまったくない。

「ここじゃないとすると……」
 と漏水付近のステンレスを剥がしてみる。野地板がしっとり濡れている。
「結露です。よくあることでさして問題はありません」
 すると漏水の原因は何だ? 野地板を剥がしてみることにした。

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 ちなみにわが家の屋根には、野地板と天井板の間に現場発泡ウレタンを吹き付けてある。60㎜ほどの断熱層だが、結露水はこのウレタンに阻まれて天井板まで届かないはずだ。現に野地板を一列だけ(合板じゃないのが幸いした)剥がしてみても、ウレタン表面に濡れた感じはない。

 はて? どうしたものか、と首をひねりつつ少し奥まで手を差し入れてみると、ピチャッと水の感触。指で探ってみると、ウレタン層の凹み部分に2㎝ほどの深さに水が溜まっている。写真は撮れなかったが原因はこれだろう。

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 結露した水は、ウレタン層を軒にむかって流れ、その途中でほとんどが蒸発する。ところがウレタン層の凹みにすこしずつ溜まり、限界を超えると、表面張力で盛り上がった水(ワン・フィンガー分)が流れて漏水する……という結論に達した。
 溜まり水(あるいは20数年分か)を取り除き、水が溜まりそうな凹みに発泡ウレタンを吹き付けておいた。いまのところ漏水はない。

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急ぎの雨樋

p1250935 11月の大雪にはびっくり仰天。今年は英国のEU離脱や米国の大統領選などにずいぶん驚かされたけど、頭の片隅には「あり得るぞ」という思いもなくはなかった。しかし11月24日の積雪15㎝には、思わず「あり得ない」と叫んでしまった。

 デッキの屋根かけ動機のひとつは、積雪対策でもあった。多少の吹き込みはあったものの雪かきの必要がまったくなかったのは大いに助かり、目論見どおりの雪見デッキにほぼ満足した。翌日から晴天となって雪はたちまち融けてしまったわけだが、そのぶん雨だれが大量で、すこしの風に吹かれてもデッキを濡らしてしまう。これにはちょっと閉口した。

 これを解決するには雨樋しかないのだが、もし設置となれば足場があるうちに工事してしまうのが一番だろう。しばらく様子を見てからという選択肢には、足場費用を加えねばならないわけで、ええい、とばかりに雨樋設置に踏み切った。

 急いで出してもらった概算見積りは12~3万円ほど。むろん足場ぬきの金額だが、すぐには工事に入れない、というのは足場撤去のスケジュール(足場が邪魔している作業もある)が狂ってくる。となればセルフビルドするのが手っ取り早いし、安い、というのがいつもの決定パターンだ。

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 出来ればφ120の半丸にしたかったが、あいにく入手可能なホームセンターでは売っていない。φ105の半丸雨樋3.6mを4本購入。そのほかステン受け金具、竪樋、集水器などで合計¥35000ほど。

 取り付け工事はさほど難しいことはない。ネット情報を参考に2日ほどで終了したが、集水器の取り付け位置の穴開けにはちょっと苦労した。金ノコで切れ目を入れたが、簡単には曲がってくれない。寒さのせいか、力を入れすぎるとペキッと折れそうになるが、ガスライターで暖めるとすんなり曲がってくれた。

 完成して足場撤去となるはずだったが、そうもいかない事態が発生!

煙道システム交換

 わが家の薪ストーブでは煙道採熱方式を利用していた。煙突から外に逃がしていた煙りの熱を、二重煙突とファンを使って回収するシステムで、もともとはOMソーラーシステムに組み入れられる方式だった。ここにわかりやすく説明されています。

 石油ストーブ用に開発された方式を薪ストーブに接続する、というひどく冒険的な利用だったわけで、そもそも煙道の排熱を利用することは、煙道を冷やすことでもある。つまり煙道内に煤がたまりやすく、タール状に固まれば煙道火災の原因にもなる。
 そこで煤分の少ない広葉樹しか使わず、しかも2年ちかく乾燥させて燃やすようにしていた。それでも1シーズンに2~3回の煙突掃除が必要だったし、一度だけ、煙突接合部の煤が取り切れずに発火、ごく軽い煙道火災を起こしたことがあった。

 20数年間に一度の事故だったが、経年変化による劣化も考えられ、なにより安全が第一だろう、と薪ストーブ専用の煙突に交換することにした。新しい煙突では、排熱利用は不可能になったが、断熱によって煤がたまりにくく設計され、太さも150㎜(旧システムは105㎜)もあるので、煙突掃除は年一度程度でよくなるらしい。

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 旧システムの煙突塔を外すと、断熱のロックウールにつつまれた煙道に異常はなかったが、その下の接合部分にはかなりのタールがたまっていた。さらに多くなれば発火ということも十分考えられただろう。やはり交換して正解だったわけだ。

 ところが煙突塔の位置があわない。細い旧煙突ならともかく、このままでは太い新煙突は設置できないことが判明。結局、煙突塔から作り直すことになり、屋根鈑金をはがすという工事になってしまった。
 新煙突はかなり重く、保持金具も頑丈なものを使用している。室内に入れた煙突とストーブの接続は、部品が足らずに翌週に工事することになった。

 それにしても20数年前のセルフビルドでは、煙突塔の位置違いを、煙突を曲げて接続することでごまかしていたわけで、よくぞ事故にならなかったものだ、と大いに反省している。
 

そろそろ終了

 かかりっきりだったデッキ屋根架けもそろそろ工事終了となるが、冬の間に計画され、春の訪れとともに開始する、というのはいつも通りのパターンだった。

 マイナス10℃の寒さに閉じ込められ、何もかもが停滞する季節に、ただ一つ〝妄想〟だけが活発に動きまわる。多くの小説はそうして書きはじめられるが、ときとして身の丈をこえたプロジェクトに発展し、主屋建築のように数年がかりという場合もあったりする。三か月ほどで終了するなら、ごくごく順調だったのだ。

 順調といいながら、低い足場で油断したのだろうか。うっかり足をすべらせ、パイプで胸を強打してしまった。どうやら肋骨にヒビを入れたらしく、以来寝返りも打てないほど痛むのをのぞいて、おおむね作業をエンジョイし、仕上がりも計画(つまり妄想した)通りで、周囲の評判もわるくないようだ。

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 あとは屋根屋さんのガルバリウム鋼板工事のほか、南側にズラリとならべたプランターの植栽、さらには西側に薪を積み上げる作業をすすめることになるが、ちょっとめんどうなのが解体残材の始末だろうか。さらには広くなったスペースに、小洒落たテーブルや椅子でも作ってみるのも楽しい……。

 そうした気配を感じたらしい奥さんが、カウンターチェアをネットで早々と購入する。当然のようにやや不満であるが、
「すぐ作ります」
 と宣言したはずの食器棚や靴箱の完成が,主屋建築の15年後になった前科があるので、まったく反論できないでいる。

デッキ屋根架け⑥

 南面の柵を作る前に古い土台部分の掃除と塗料塗りをおこなった。なにしろ20数年前につくった土台だから、青く苔むしている。丸太に防腐材を特別に注入したもので、まだ腐っていなかったのが、今回の屋根架け工事を強行するきっかけになっているわけで、苔を丁寧にそぎ落として塗料をたっぷり塗り、雨に濡れないよう庇でカバーすることにした。

 もちろんセルフビルドする。当初のデザインでは、フランス製の波板(オンデュリン)を使うつもりだったが、宇都宮のホームセンターで実物を見たところ、さほどピタッと感じない。ならば、とB案を採用することになった。

P1250359 田舎暮らしの方ならご存じだろう。使用材は、田んぼの畦の水漏れ防止用の「あぜ楽ガード」だ。リサイクルプラスチック製のエコ商品で、格段に安価なのに加えて10~15年の保証付というのもたのもしい。じつは数年前から薪棚の雨除けに使用していたもので、本格屋根はともかく庇程度なら十分仕える、と前々から考えていたのだ。

南面の庇
 40センチの「あぜ楽ガード」を二段に張りつける。木造下地にはステンビスで留め、オンデュリンのネイルカバーを使えば、ちょっとスタイリッシュになったように思うが、
「まさか屋根に……」
 と製造メーカーもびっくりしているかもしれない。

 工事の合間をかいくぐって『二河白道』をやっとこさっとこ配信にこぎつけた。なにしろ400字詰め2400枚超のやたらの長編なので、読み返すのも一苦労。そこで「読み人知らず」ならぬ、「読み人おらず」の声しきりの作品です。

デッキ屋根架け⑤

 南面にはプランターをならべて野菜を栽培する。古いプランター付デッキがなかなか使い勝手がよく、キッチンファームとして十分に機能した。しかし屋根を架けるとなると、同じように野菜栽培ができるか心配にもなる。しかも屋根の出を長くしたため日差しが入りにくくなったように思われ、プランターを直接床に置くよう変更した。
 つまり半割丸太で作る予定だった低い棚は無しにしたのだが、すでにポストには半割丸太を差しこむよう刻みが入っている。このままというわけにはいかないのだが……。

 柵そのもののデザインはかわらない。古いデッキに使っていた小枝を流用して組み上げてみると、東西のカウンター付との統一感があるので、まあまあの出来上がり。
「なるほと、カウンターと関連したデザインならいけるかもしれん……」
 とにわかに思いついた。

南面の柵 FotoJet Collage
 そこで一段高い小棚にしてみた。作った本人にしてみると、なにやら苦し紛れにも感じてしまうが、「あら、かわいい」と評判はわるくない。プランターをならべてみると、すこし立体的になったようでもあるので、これでよし、とすることにした。

 それにしても、こんなにプランターをならべてしまうと、毎日の水やりが大変だ。

デッキ屋根架け④

 屋根架け工事も躯体部分はほぼ終了。柵や庇などの周辺工事に入った。こうした部分は明確にデザインが決まっているわけではなく、行き当たりばったりの出たとこ勝負。つまりはセルフビルドの柔軟性が試されている。

010 (500x375) 西側の柵には半割丸太をはめ込んだ。コーヒーカップでもおけるようにとカウンターのようにしたわけだが、となれば当然、足許には足乗せ棒が必要だろう。それを小丸太でつくり、小枝をあしらって柵状にデザインした。
「あら、Yの字になってるのね」
「え?」
 そこで初めて気がついた。たまたま二股になった小枝をはめ込んだだけなんだが……。
「ああ、そうか、雄平の頭文字ね」
「…………」
「それじゃ、反対側の山羊小屋がみえる東は、Kでなくちゃね」
 というわけで奥さん「KAORI」の頭文字が入ることになり、それぞれのK’s BARとY’s BARと命名された模様。

東西カウンターE

 ついでながら二枚目の構成写真は、フリーソフトを使ってコラージュした。組み合わせた数枚の写真が一枚写真として認識され、使用容量の節約に役立つかもしれない。使い方はいずれくわしく解説しよう。

デッキ屋根架け③

 なおもつづいている屋根架け工事……。南側の野地板をすべて貼り終わり、屋根屋さんがアスファルト・シングルを敷いた。あとのガリバ鉄板工事がいつになるかは未定。

 薪置き場とする西側は、ポリカボネート屋根になるため、すべてをセルフビルド。伐採した杉板二枚を組み合わせた桁に、120×50の垂木を乗せ、横桟を入れてポリカの波板を張った。
 それにしても組み上げてからの塗装は大変だ。養生をした上に足場に乗っての作業はかなりきつい。やはりこれは、塗装してから工事すべきだった、と後悔してもはじまらない。

 そう言えば屋根工事の最中に吹飛ばされる、という事例を聞いたことがある。気を取り直してひねり金具を取り付けた。

 

デッキ屋根架け②

 佳境に入ったデッキの屋根架け作業……。書きたいこと、書くべきことはいくらもあるけど、いや、もう、疲労困憊。ログビルダーのウメちゃんに手伝ってもらいながら、忘れかけている年齢をついつい思い出してしまう。そんなわけで今週も写真の「載せ逃げ」と相なりました。
 ちなみに「載せ逃げ」、どうやらウチの奥さんの「造語?」のようなのだが、それを調べる余裕もないのです。