ショルダーハム

 すっかり歳末ムードのスーパーマーケットで肩ロースの塊肉をみつけた。2㎏超とハムづくりにもってこいの大きさで、宇都宮の食材市場で買うより少しお高いようだが、往復80キロのドライブを考えれば納得できる、と衝動買いをした。

 ハムとは豚のモモ肉のことだ。肩肉を使った場合にはショルダーハムとでも称するのだろうか。ちなみにハムとベーコンは、ともに燻製された加工肉をいうが、モモ肉とバラ肉などの使用する部位が違うほか、製造過程でボイルあるいはスチームで温度を加えてあればハム、燻製時の熱だけであればベーコンということになっている。もっとも市販されているベーコンのほとんどは熱処理され、そのあたりの差はなくなってしまった。

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 2㎏ほどの少量肉なので、乾塩法で付け込んだ。今回はネット情報で見かけたタマネギとリンゴのスライスを加えて熟成させることにした。

 肉1㎏あたり、粗塩30g。砂糖20g。黒コショウ3g。オールスパイス5g。ローレル2g。セージ2g。コンソメ顆粒4g。

 全体に肉刺しをほどこし、上記スパイスをすりこむ。適宜の玉ねぎとリンゴのスライスとともにビニール袋に入れ、空気をぬいて冷蔵庫で保存。一日一回ひっくり返して十日から二週間ほど熟成させる。

p1260110 そのあと水洗による塩抜き、風乾、燻煙、ボイルと作業はつづくが、それは来年あらためて報告する。

足場撤去と雨水処理

p1260001 %e8%b6%b3%e5%a0%b4%e6%92%a4%e5%8e%bb足場をようやく撤去した。もともとはデッキ屋根架け工事のためだったが、「足場があるのなら……」といくつも工事を追加することになり、とうとう半年ちかくも架かっていたことになる。しかしストーブ煙突の交換も足場のお蔭でずいぶん楽になったし、太陽光パネルの設置では、足場費用(約10%)がまるまる節約できた。

 先週に報告した結露による漏水も、足場機材がなかったら「しばらく様子を見ようか」ということになったろうし、予定になかった雨樋設置も、足場があればこその急ぎ工事だったわけだ。しかし見方をかえれば、ケチケチ精神が余計な工事を引きずり出したとも言えなくもない。

 足場があるために手が付けられなかった仕事もいくつかあり、その一つが雨樋の雨水処理なのだが、半年も放置してしまうと草刈りだけでもかなり大変。斜面を覆っていたセンチピート芝(ムカデシバ)は、伸び放題のほふく茎が固くなっているし、試しに植えたエリゲロン(源平小菊)もすっかり根付いて、このまま放置すれば斜面全体を覆ってしまうかもしれない。

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 雨樋の延長パイプを斜面に埋設するだけだから、工事そのものは単純。芝草をはがし、バックフォーで斜面を掘ってゆく。くわえ装置付きなので。大きな埋め石もすぐに撤去でき、パイプを設置して埋めもどし、はがした芝草を貼りつければ終了。約3時間ほどの作業だった。

結露20年か

 そろそろ足場の撤去か、と考えていたときの漏水だった。二階北面の書斎横のトイレの天井から、ぽたぽたと水が落ちてくる。量はワン・フィンガー(古い!)と大したことはないが、雨も降っていないよく晴れた日に二日もつづけて……。こりゃ何事だ……??

 とりあえず足場撤去は延期して、鈑金屋さんに電話をかけまくる。さいわいストーブの煙突塔を作ってもらった鈑金屋さん(川ちゃん)が手が空いていて飛んできてくれた。
「雨漏りが凍り、晴れて解けだしたのかもしれませんね」

 まずは足場作りからはじめたが、初日はこれで終了。本格作業は明日からということになるが、なにせ北面屋根だけに、霜が降りた朝のうちは危険すぎて登れない。
 お昼近くになって作業開始。もし雨漏りだとすれば、カネ勾配と4寸勾配をつないだ妻壁あたりと目星をつけていたが、横葺きのステンレスを剥がし、敷いてあるアスファルトシングルを取り除いてみても雨漏りの痕跡はまったくない。

「ここじゃないとすると……」
 と漏水付近のステンレスを剥がしてみる。野地板がしっとり濡れている。
「結露です。よくあることでさして問題はありません」
 すると漏水の原因は何だ? 野地板を剥がしてみることにした。

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 ちなみにわが家の屋根には、野地板と天井板の間に現場発泡ウレタンを吹き付けてある。60㎜ほどの断熱層だが、結露水はこのウレタンに阻まれて天井板まで届かないはずだ。現に野地板を一列だけ(合板じゃないのが幸いした)剥がしてみても、ウレタン表面に濡れた感じはない。

 はて? どうしたものか、と首をひねりつつ少し奥まで手を差し入れてみると、ピチャッと水の感触。指で探ってみると、ウレタン層の凹み部分に2㎝ほどの深さに水が溜まっている。写真は撮れなかったが原因はこれだろう。

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 結露した水は、ウレタン層を軒にむかって流れ、その途中でほとんどが蒸発する。ところがウレタン層の凹みにすこしずつ溜まり、限界を超えると、表面張力で盛り上がった水(ワン・フィンガー分)が流れて漏水する……という結論に達した。
 溜まり水(あるいは20数年分か)を取り除き、水が溜まりそうな凹みに発泡ウレタンを吹き付けておいた。いまのところ漏水はない。

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急ぎの雨樋

p1250935 11月の大雪にはびっくり仰天。今年は英国のEU離脱や米国の大統領選などにずいぶん驚かされたけど、頭の片隅には「あり得るぞ」という思いもなくはなかった。しかし11月24日の積雪15㎝には、思わず「あり得ない」と叫んでしまった。

 デッキの屋根かけ動機のひとつは、積雪対策でもあった。多少の吹き込みはあったものの雪かきの必要がまったくなかったのは大いに助かり、目論見どおりの雪見デッキにほぼ満足した。翌日から晴天となって雪はたちまち融けてしまったわけだが、そのぶん雨だれが大量で、すこしの風に吹かれてもデッキを濡らしてしまう。これにはちょっと閉口した。

 これを解決するには雨樋しかないのだが、もし設置となれば足場があるうちに工事してしまうのが一番だろう。しばらく様子を見てからという選択肢には、足場費用を加えねばならないわけで、ええい、とばかりに雨樋設置に踏み切った。

 急いで出してもらった概算見積りは12~3万円ほど。むろん足場ぬきの金額だが、すぐには工事に入れない、というのは足場撤去のスケジュール(足場が邪魔している作業もある)が狂ってくる。となればセルフビルドするのが手っ取り早いし、安い、というのがいつもの決定パターンだ。

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 出来ればφ120の半丸にしたかったが、あいにく入手可能なホームセンターでは売っていない。φ105の半丸雨樋3.6mを4本購入。そのほかステン受け金具、竪樋、集水器などで合計¥35000ほど。

 取り付け工事はさほど難しいことはない。ネット情報を参考に2日ほどで終了したが、集水器の取り付け位置の穴開けにはちょっと苦労した。金ノコで切れ目を入れたが、簡単には曲がってくれない。寒さのせいか、力を入れすぎるとペキッと折れそうになるが、ガスライターで暖めるとすんなり曲がってくれた。

 完成して足場撤去となるはずだったが、そうもいかない事態が発生!

太陽光パネル

 設置工事は半月以上前だったが、東京電力の検査がようやく終了し、太陽光発電がはじまった。設置したパネルは4KWほどだからさしたる発電量ではないが、再生可能エネルギー利用という点では、なかなかに実感がある。

 じつのところわが家では、すでにOMソーラーを主屋建築時に設置している。東京芸術大学教授だった奥村昭雄氏が誕生させた太陽熱利用システムだが、20数年前の主屋建築にさいして、この太陽熱利用か、いっそ太陽光発電にするか、でずいぶん悩んだ記憶がある。

 両者とも設置コストはさほど変わらなかったように思う。それでも太陽熱利用とりわけOMソーラーを選んだのは、なにより故障が少ないだろう、という目論見によった。
 太陽光発電は、当時の最新テクノロジーともいうべきもので話題性十分だったが、耐久性にいささかの弱点があるようで、発電保証なども現在の半分以下、というのではちょっと二の足を踏む。

 一方、屋根の上に水や不凍液を通して温める太陽熱温水器は、当時はかなり人気があったようだが、屋根全体にパイプを張り巡らせる工事は、けっこう大変だったし漏水などの故障がつきものだ。
 比べてOMソーラーは、空気を暖めて循環させる。つまり屋根の上に温室をつくり、冬でも70から80℃になった空気をダクトで床下に送り、床コンクリートに蓄熱させて暖房に使うシステム。稼働するのは大型の換気扇一台で、耐久性については折り紙付だ。20数年間に故障はない。落雷でマイコンのショート事故が二度あったくらいで、とにかく晴れていればストーブは焚かないし、夜間も蓄熱でかなり暖かい。
 ついでながら夏は、そのまま戸外に排出するが、そのさいラジエーター(熱交換器)を通過させて温水を作ってしまうのだ。

 この蓄熱、という考え方がピタッと来た。それこそがログハウスを選択する条件のひとつだったからだが、ログハウスとOMソーラーの相性の良さについては、いずれじっくりと語ろうかと考えている。
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p1250946 ともあれ太陽光発電だ。まず設置コストが半分以下になった。故障率も少なく、10年の発電保証もつくようになった。そこで新設したデッキの屋根部分に設置することになり、東電の検査も終了して、余剰電力の売電も可能になったわけだ。
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野山を切り開いてパネルを敷き詰めるようでは、ある種の環境破壊をともない、再生エネルギー利用と双手をあげて賛成、というわけにはいかないが、デッキ屋根の利用であるから、下からは見えないのも気に入っている。ちなみに5月の杉伐採は、太陽光パネルが陰らないための第一ステップでもあったのだ。