煙突完成

 煙突塔の位置間違いがあってすったもんだの末、新煙突が完成した。屋根から二階の客間を突き抜け、一階のストーブスペースに入る構造。断熱二重のNOVA製らしいが、要は安全によく燃えてくれれば、それで文句はない。

 使っている薪ストーブは、アンデルセンのThe Ugly Duckling(みにくいアヒルの子)という古い形式だが、いまはもう販売していないらしい。25年使ったが、内部のセラミック板を一度交換したきり。気密を保つガスケットもまだまだ使えそうで、とにかく頑丈そのものなのが気に入っている。

 あたらしい煙突はかなり太くなった。あるいは燃えすぎるか。ストーブの空気調節だけでは足りないかもしれぬ、と煙突ダンパーを取り付けることにした。が、試し焚きでは必要なかったような感じだった。

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 ともあれ薪ストーブは煙突が決め手。ストーブ価格と同じ費用が必要と言われているが、じっさい新煙突は、ストーブ価格(25年前だけど)の倍ほどもかけて完成した。

煙道システム交換

 わが家の薪ストーブでは煙道採熱方式を利用していた。煙突から外に逃がしていた煙りの熱を、二重煙突とファンを使って回収するシステムで、もともとはOMソーラーシステムに組み入れられる方式だった。ここにわかりやすく説明されています。

 石油ストーブ用に開発された方式を薪ストーブに接続する、というひどく冒険的な利用だったわけで、そもそも煙道の排熱を利用することは、煙道を冷やすことでもある。つまり煙道内に煤がたまりやすく、タール状に固まれば煙道火災の原因にもなる。
 そこで煤分の少ない広葉樹しか使わず、しかも2年ちかく乾燥させて燃やすようにしていた。それでも1シーズンに2~3回の煙突掃除が必要だったし、一度だけ、煙突接合部の煤が取り切れずに発火、ごく軽い煙道火災を起こしたことがあった。

 20数年間に一度の事故だったが、経年変化による劣化も考えられ、なにより安全が第一だろう、と薪ストーブ専用の煙突に交換することにした。新しい煙突では、排熱利用は不可能になったが、断熱によって煤がたまりにくく設計され、太さも150㎜(旧システムは105㎜)もあるので、煙突掃除は年一度程度でよくなるらしい。

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 旧システムの煙突塔を外すと、断熱のロックウールにつつまれた煙道に異常はなかったが、その下の接合部分にはかなりのタールがたまっていた。さらに多くなれば発火ということも十分考えられただろう。やはり交換して正解だったわけだ。

 ところが煙突塔の位置があわない。細い旧煙突ならともかく、このままでは太い新煙突は設置できないことが判明。結局、煙突塔から作り直すことになり、屋根鈑金をはがすという工事になってしまった。
 新煙突はかなり重く、保持金具も頑丈なものを使用している。室内に入れた煙突とストーブの接続は、部品が足らずに翌週に工事することになった。

 それにしても20数年前のセルフビルドでは、煙突塔の位置違いを、煙突を曲げて接続することでごまかしていたわけで、よくぞ事故にならなかったものだ、と大いに反省している。
 

昔年の施工ミス

 いずれやらねば、と思っていた懸案にやっと手をつけた。ひどい風雨のときだけだった下屋の妻壁からの雨漏りが、このところ頻繁におこるようになった。外壁に丸太部分が露出したため、妻壁側との防水が完全ではなかったらしい。
 あきらかに20数年前のセルフビルドに原因がある。それと知りながら修理を後のばしにしてきたのだが、デッキ屋根架け用の足場があるうちに工事することになった。

 カネ勾配屋根に切り目を入れ、雨除けを立ち上げて新しい壁をつくる。といった工事になるわけだが、屋根材のステンレス板切断という鈑金工事はもちろん、外壁のサイディング工事などの経験はまったくない。すべては専門家におまかせするしかない。下手に手をだして昔年の失敗に上塗り、というのでは笑い話にもならない。

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 ……じつは先週、新しいデジタル本『山羊と提督』を配信しました。この紹介を忘れるというのは、このサイトの目的からは本末転倒。ちょっとミスった、と笑ってすませちゃいけないはずだが、さらなるミステイクが発覚、という話が次回につづきます。

コロ薪小屋

 カレンダーをめくって、さて、という気分になってきた。暑さのピークが過ぎて涼しくなったが、やれやれ、と思う間もなく寒さがやってくる。そうした日光地方に25年も住んでいると、冬支度というには早過ぎるが、なんとなくそわそわしてくる9月なのだ。

 屋根を架けたデッキ西側が薪置きスペースになったので、敷地の隅に積んである薪を移動させた。この仮設の薪小屋は、プラスチック・パレットにインゴ(材木の隠語…一寸五分角)を差して薪止めとしたもので、最下部に空間があるので湿気を呼ばずに保管できるところが気に入っている。

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 薪を移動して積みあげるのは、なかなか大変な作業、と前に書いたことがある。薪を積みあげたデッキや軒下には、距離にして6~70メートル、勾配6メートルほどの坂道を運ばなくてはならない。そのため車検なしの軽トラが大活躍する。
 軽トラに放り込んだ薪は、手押し車に積み替えて運び、たかだかと積みあげる。そうして1年間以上乾燥させてから焚くことにしている。

 コラージュ写真の中央に、揃えて切った薪と不揃いの薪が映っている。原木をストーブサイズに切ると、かならず端切れができる。曲がりや節で割れない部分もあるが、薪として燃えないわけではなく、コロ薪と呼んでけっこう重宝して使っている。

 軽トラ2台分ほどのコロ薪を、北面軒下に近い小屋に運び入れた。14,5年も使っている小屋で、そろそろ床が抜けかかっていた。どうやら来年には、このコロ薪小屋の建て直しになりそうな気配だ。

 ちなみに薪スペースや軒下に積みあげた薪は、ブロックごとに分けて年号が書いてあり、今度の冬は、’14年に割った薪の残りと’15年薪を焚くことになる。それをふくめて2年半分の薪ストックがあるが、この冬に薪の原木が手に入るかどうか心配している。