ジャガイモ植え付け

 毎年、なんやかやと遅れてしまうのがジャガイモの植え付けだ。発芽時期の遅霜を警戒しずぎるのが多くの原因だが、今年は風邪ひきが重なってさらに遅れ、病み上がりにむち打って何とか終了させた。

 種イモはメークインを購入。小さな芋はそのまま、大きなものは二つに切って植え付ける。切り口は陽に当てて乾かしたり、草木灰を付けて消毒しておく。薪ストーブがあるからこうした草木灰には不自由しなかった……はずだが、福島原発事故以後はそうもいかなくなった。

 福島事故による放射線は、福島県はもとより関東各地にひろく降りそそいで汚染した。たとえば横浜市が指定管理する公園では、半年後に枯れ葉などの焼却したところ、1㎏あたり2651ベクレルのセシウムが検出された。これは国が定めた肥料の暫定許容量400ベクレルを大幅に上回り、草木灰の肥料としての販売や利用を中止している。

 わが家におけるストーブ灰のセシウム値は、こちらでお知らせしたようにさらに汚染されていて、今年燃やしたのは2015年の薪だから、約6500Bq/kgという値に変わりはないはずだ。とうてい肥料に使用できる値ではなく、こうした汚染された薪ストーブ灰は、日光市によって5月中旬に回収される予定になっているのだ。

 そんなことから切り口消毒には、10年前から保存してある稲わらの焼き灰をつかい、発芽した芽はひとつだけ残して掻き落した。あとあとの芽かきの手間を省くつもりなのだが、脇芽が出てしまうのは止められないだろう。

 去年は露地に植え付け、雑草まじりの叢生栽培なんぞをやってみたが、いわゆる手抜き栽培だけに成功したとは言えなかった。そこで今年はマルチ栽培にもどすことにし、先にマルチを張り、穴を開けて種芋を植え込むことにした。

 種芋を植え付けてからマルチングする方法では、芽が顔を出したとき早めにマルチを破ってやらねば、せっかくの若い芽をマルチ焼けさせてしまうからで、これまた手抜きに近い方法だがうまく行くかどうかはわからない。

 苦土石灰、元肥をネット情報どおりに(毎年やっているのに覚えられない)ほどこし、マルチの穴開けは、トーチ式のガスライターを使う。金属製の穴開け器より数段便利だが、風が強い日にはむかない方法だ。
 穴の底に種芋を伏せ、10㎝ほど土を盛っておく。芽かき、草取り、土寄せもしない放置栽培だから、さほどの収穫は期待できないだろう。

 そうした作業の矢先にサル襲来。そら豆の苗を引き抜かれてしまったが、当然、ジャガイモは毎年のように狙われる。そこで母屋近くに植え付けてみたが、あのサルどもが怖がるはずもなく、これまた効果はないと見ている。

恒例・山羊糞堆肥

 山羊糞堆肥の積み上げは、春一番の恒例作業だが、あいにく風邪を引いて体調不良のため、写真のみの“載せ逃げ”とする。

 そう言えば、昨年のいまごろにも“載せ逃げ”した覚えがある。春の体調不良も恒例か。

コラージュを作る

ウェブサイトの記事には写真が多用されている。当ブログも例外ではないが、複数の写真をコラージュして掲載することが多い。カメラマンだったころ、ルポルタージュの仕事が多かった名残りなのかもしれない。

決定的瞬間を写し撮るのは写真の醍醐味のひとつだが、何枚かの写真を組み合わせる“組み写真”が好みで、そうした仕事を選んでいたようだ。いま改めて考えてみると、組み写真と小説はどこか似ているような気がする。

厳密にいうと組み写真とコラージュは違う。コラージュはフランス語で糊付けの意味であるように、複数の写真を固定して一枚の写真として扱われる。たとえばブログなどで容量制限のある場合に有効だし、電子書籍のリフロー型に使えばレイアウトの崩れを生じない、などの利点があるわけだ。

フェブ上に無料で使えるコラージュソフトがいくつもある。Fotojet、Fotor、 PhotoPadの三つをよく使い、とくにオンラインで使えるFotojetは、インストールの必要がないので気楽に使える。

Fotojetを起動させる。
→メールとパスワードを登録する。
→クラッシックコラージュを指定する。、

 

 

①の設定をクリック→言語→日本語を指定する。

レイアウトを指定する→パソコンから写真を追加する→好みの場所にドラッグ&ドロップ

写真枠の太さ・丸みが変えられる。

保存をクリック→名前・品質・サイズを指定→保存。

そのほかテキスト入れなども出来るようだが使ったことはなく、Fotorや、 PhotoPadにもいろいろな機能があるので試すとよい。

ちなみに配信済みの『山羊と提督』では、コラージュ写真をこんなふうに使ってみた。レイアウト崩れなしに5枚の写真がきれいにおさまっている。

待ったなしの秋

 寒さが来るとなれば、植え込みは待ったなしだ。あまりに発芽が遅れると収穫に支障がある。それでいて早過ぎてもいけない。気温が高いと球根が腐りやすく、また発芽した苗が育ちすぎると、寒さに耐えきれず冬越しできない。
 そんなネット情報に急かされてしまうのが、毎年のニンニク植え付けだ。

「なにはなくてもニンニク、絶対忘れないでね」
 と奥さんが熱望する事情もあり、ここ数年は、1年間ニンニクを買わずにすむほども収穫している。
 種ニンニクは、安価な中国産と国産ホワイト6片を購入していたが、今年はうっかりして国産ニンニクを買いそびれてしまった。そこでヤギ堆肥をたっぷりすき込んでの植え付けとなった。

 ニンニク体型のヤギ糞堆肥は、ニンニク栽培に最適……、ということにわが家では独り決めしている。

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追伸……咲きそうで咲かない月下美人だが、いよいよ蕾がふくらんできて、これぞまさしく「触れなば落ちん」状態。p1250709

追伸2……好評与一郎シリーズの第2作「新任家老」が配信されました。読み放題のKU(キンドル・アンリミテッド)でかなり読まれています。お楽しみください。
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ガルバリウム設置

 ようやくガルバリウム鋼板が設置された。山間部とあって天候がかわりやすく、晴れ間をぬっての作業になるので屋根屋さんも苦労が多い。使用する鋼板は、部材ごとにあらかじめ裁断・加工されていて、現場での加工は数えるほどしかない。

 工法は、立ひら葺きという一般的なもので、部材を順番どおりに敷き、固定しては次を設置する。その無駄のない動きとすばやさは、さすが専門職で見ていて気持がいい。
FotoJet Collage-1  既存屋根との接合は、縦ハゼ葺きという工法を使う。軒につくられた雨だれ除けの縦ハゼに、新しい鋼板を差し入れて雨仕舞いとする。そのため新設屋根は五〇ミリほど下げて造作しておかねばならないが、どうやら問題なく納まったようだ。

 奇妙な道具があるなと思っていたら、鋼板のつなぎ目にセットしてグイグイと押し始めた。すると鋼板の重なり部分(リブ?)が直角に折り曲がり、二度行なってさらに折り曲げれば、完全な防水構造になるという寸法だ。
 以前よくみられた瓦棒葺きにくらべ、格段に作業が早くなったらしい。あとは破風と鼻隠しを鋼板でカバーし、さらには既存屋根との境目に、積雪がとまらないような工事するが、その予定はまだ決まっていない。
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ストーブの灰

P1240520 わが家の薪ストーブは「みにくいアヒルの子」(Ugly Duckling)と呼ばれているデンマークのSCAN社製だ。奧に長いシガータイプで、やや見栄えがしないための愛称だろうか。8kwと小型ながら燃焼効率がよく、43センチもの長い薪が使えるため、頻繁に薪を入れずにすむのが気に入っている。
 わが家をセルフビルドした1994年の導入だから、かれこれ22年間も使用したことになるが、まったくの故障なしで、よくぞ働いたとほめてやりたい。とくに5年前の「3.11」での大活躍ぶりはいまでも思い出すが、今日はその話題ではない。

 震災以後、いまだにつづくやっかいな問題がある。原発事故による放射線物質は、関東一円にあまねく降りそそいで汚染したが、絶対安全とされた原発事故の原因や責任を、ここで問うつもりはないし、その資格もない。
 資格はないが、地図上の区分けなど関係なく降り注いだであろう汚染の対策が、なぜか市町村ごとに区分けされているのには唖然とする。科学的に汚染濃度を測ることなく(測っているのかもしれないが)平然として市町村区分けを押し通している。細かな設定の手間を惜しんだのだろうが、その結果、たった数十メートル違いで除染対策や賠償に差が出てしまう。それでよしとする感覚が信じられず、その能天気ぶりが津波を甘くみて事故を誘発したのだ。

P1240521-01P1240463 太陽の光のように降りそそいだ放射線は、森林を汚染し、薪となってわが家の「みにくいアヒルの子」で燃やされている。セシウムなどの放射線物質は、燃やしても消滅せず、そのほとんどが灰の中に残される。燃えた薪が体積を減らしたぶん、濃縮されると考えればわかりやすいか。その濃縮率は200倍を超えると言われている。
 現在、8000Bq/kg(ベクレル/kg)以上の汚染物質は、公的機関が回収することになっているし、林野庁は流通する薪の放射線量を40Bq/kg以下と指定した。燃やしたとき200倍に濃縮されるからであろう。

 しかし放射線量を表示して売られている薪など見たことがなく、ほとんど野放し状態。わが家でも測定せずに燃やしているが、灰はすべて市に回収してもらい、三年前から放射線測定をすることにしていた。
 農林水産省では、肥料用草木灰の放射線セシウム濃度を400 Bq/kg以下と決めており、ストーブの灰を肥料利用できるか判断するためで、近くのクリーンセンターに持込めば「簡易ながら測定してくれる」と日光市役所で教わったからだ。

2014年……6876Bq/kg。
2015年……6506Bq/kg。

P1240527 という結果がわかる写真を掲載しておくが、去年、ほとんどメモとしか見えない紙切れをわたされたときには、
「おいおい、冗談かよ」
 とムッとした記憶がある。どうやら汚染を心配する市民の気持など、まるで汲み取っていないようで、汚染対策の能天気ぶりと一脈通じる、自治体のゆるゆる精神を垣間見た気がした。

 そこは我慢して今年もクリーンセンターに測定を依頼した。一応受取ったあと上司と相談したようで、測定は出来ない、と断られてしまった。
「当所での測定は、あくまで簡易であり、その値が一人歩きするのは困る」
 というのが理由だった。これにはまたまたびっくりだが、どうやら震災5年目なので測定結果をブログに掲載する、と前もって断ったのがいけなかったらしい。
 一年目二年目、そして今年と、市民対応のあきらかな変化があり、それは劣化というほかはないもので、ゆるゆる精神の自治体が、わが身をまもろうとする行為と見てとれるだろう。むろん組織としての話で、受付けた担当氏は、上司の意向を伝えただけなのであろうけど……。

 いずれにしろ2年間も測定しておきながら、今年に限って拒否するには、あまりに希薄な理由というしかない。もちろん、どうにも納得できないので、日光市役所本所なり、栃木県庁なりに事情を聞いてみるつもりだが、その結果はまたの機会にお知らせしよう。

 そんなわけで測定結果は出ていないが、今年も畑の肥料とするのは無理であろうと、前々から考えていた。ご案内のようにセシウム137の半減期は約30年なのだから、私が生きているうちに400 Bq/kg以下になることは、ほとんど絶望的なのである。
 しかし、まあ、放射線物質の半減期の知識を持ち、話題にしたり、ブログで読んだりする国民なんて、地球上どこを探しても日本だけではあるまいか。いっそ今年のサミットか国連総会あたりで自慢してもらいたいくらいだ。