薪づくり終了2020

 暖冬に誘われてはじめた薪づくりが、ようやく終わった。原材が大量すぎたせいもあるが、薪棚やコロ薪小屋を新たにつくる羽目になったため、かれこれひと月以上も掛かってしまった。

 ひさしぶりに使うチエンソーは快調だったし、油もれが心配されたエンジン薪割り機も、どうにかこうにか作動してくれて大いに助かった。そして一番懸念した「腰痛」の発症がなかったのが何よりだったろう。

 新たにつくった薪棚やコロ薪小屋については、すでにお伝えしてあるが、ここに保存できる薪はほんの一部。たとえば棚には1立米(㎥)ほど積み上げたが、燃やすとなると2ヶ月ほどだろうか。コロ薪小屋には3立米ほども入ったが、まだまだ足りない。

 そこで様々な場所の軒下を利用して薪を積み上げてある。母屋北側から西デッキに入る壁ぎわには、約2立米とけっこうな量が保管できる。

 ヤギ小屋の北側入口は約1立米。薪下には地面と接触しないよう2×6材をならべ、軒に2×4材を立てて薪止めとした。

 ヤギ小屋西側も同じほどの量だが、L字型にまげた異形鉄筋2本を、薪に差し込んで薪止めにしてある。つまりブックエンドのような薪エンドだ。

 それでも場所が足らない。そこで増築したコロ薪小屋に、さらに追加増築することになった。例によって1×1.2mのプラパレット2枚を利用する。高さは1.5mほどになるから、およそ3立米は積めるだろう。

 プラパレットには様々な形状がある。右側のパレットは、格子状の一部の大きさが1.5寸材(インゴ材と呼ぶ)にぴったりと、ひどく便利だ。

 差し込んだ1.5寸材の間に薪を積み上げる。頭部分を6尺材で固定すれば、薪を積み上げても広がらず、さらに垂木を渡し込めばぐらつきも防げるだろう。ちなみに垂木は、すこし傾斜をつけて既存小屋に打ち付けた。

 1.5寸材部分に2列積み上げたあと、今度は間を埋めるよう直角に積み上げてゆく。高さを1.5mにしたので頭をぶつけてしまうのが難点。いますこし高くすればよかったか。ここまで積み上げて原材が尽きた。あと1立米ほどは収容できるが、ここで終了することにした。

 雨よけには、コロ薪小屋と同じくプラ段ボールを張ったが、たまたま遊びにきたヤギ仲間によれば、紫外線にやられて1年ほどの耐久性しかなかったらしい。紫外線防止塗料かフイルムを張ってもよいが、少し調べたらちょっと高価なので、たぶん採用しないだろう。

 そんなわけで薪だけは豊富だ。写真のない場所もふくめて見積もってみれば、かれこれ5年分はありそうで、すべて燃やしたころには80歳を越えている勘定だ。


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