サツマイモのスープ

 いつもの年の今頃は、確定申告をすませて旅行に行ったりするところだが、新型コロナ騒ぎで予定をガラリと変更。どこにも出かけず薪づくりに専念して一ヶ月を過ごしているが、まだまだ寒さがのこっているので温かいスープが欲しくなる。

 そんなわけでサツマイモのポタージュスープをつくった。昨年、猿除けの袋栽培で収穫したサツマイモは、薪ストーブと小型ダッチオーブンの組み合わせて焼き芋にして大いに楽しんだ。

 その最後の一本がゴロリとのこっている。収穫したまま泥付き保存しているせいか、洗ってみてもすこしも傷んでいない。これにタマネギを加えるのがわが家のレシピだ。

①サツマイモは皮をむき、おおまかに切ったあと、アク抜きに10分ほど水にさらす。
②ザク切りしたタマネギを加える。レシピによってはこれをパターで炒めるようだが、わが家ではそのまま圧力鍋に入れてカップ1ほどの水を加える。
③ここでブイヨンキューブを2つ入れるが、ときどき忘れて後になることもある。
④圧力鍋は沸騰してから5分ほど加熱すればよい。もちろんふつうの鍋でやわらかに煮てもかまわない。
⑤このブレンダー、かれこれ20年は使っているが、いっこうに故障しない。
⑥はじめはイモを押しつぶすようにしたあと、回転を早めて撹拌する。要は滑らかになればよく、ときにツブがのこったりするが味に大して変わりはない

 といったレシピは、バターナッツやジャガイモをポタージュにするときとほとんど変わらないし、ときにはニンジンやトマトを加えた野菜スープにするのもわるくない。また量が多かったら、この状態で冷凍しておくのも方法だろう。。

 あとは牛乳を入れて、舌触りよく伸ばして完成させる。味見して塩コショウするが、冬越しのサツマイモは甘みがしっかり乗っている。そこで塩味の強い自家製ベーコンや燻製チーズを組み合わせてみたが、ビールの肴にはすこし甘すぎたか。

 それにしても新型コロナの終息はいつになるのか。つい先日は病院の検査予約が入っていたが、こんな状態での病院行きはきわめて危険。感染予防対策に可能になった電話診療ですませることが出来て幸いだった。
 この際だからオンライン診療もOKにしてほしいが、腰の重い政府・厚労省はそこまで踏み込めないだろう。

 早いところ薪づくりをおわらせ、確定申告を済ませたら、どこか感染の少ない土地に花見に行こうか、と計画している。