実験・ソラマメの定植

 いいのか悪いのか。今ごろになってソラマメを定植している。本来なら初冬の12月ごろが定植の時期だが、猿襲来がつづけざまにあり、仕方なしに大きめポットに苗を移して冬越しすることにした。

 ポット苗を大きな鉢に埋め込んでやぎ小屋に入れておいた。屋根緑化のおかげで暖かく、マイナス10℃でも凍結しないし、大きな鉢だから半月に一度の水やりだった。
 大きな窓のため明るく、あるいは不織布の透過率より高いかもしれず、そのためか苗が大きくなりすぎている。

 何本かの苗は、デッキにおいて霜よけの透明ドームをかぶせておいた。日当たりがよいので乾きやすく、かなり水やりしたが、そのせいか花が咲き始めている。ひょっとしたら失敗だったか。

 ソラマメは冬の寒さを越さないと実りがわるく、苗を大きく育てすぎると寒さに弱いらしい。当初の計画では3月ごろ植え直すつもりだったが、この暖冬だし、苗が育ち気味なこともあって地植えにすることにした。
 暖冬とはいえ時折マイナスにまで下がる。この寒さに慣らせるのが目的だが、当然、まだまだ霜が降りる。不織布でトンネルをつくり、50センチ間隔で植え込んでゆく。

 根の張り具合も十分だが、この寒さのなかで水揚げするかは分からない。ともあれ遅霜の心配がなくなる4月までは、この状態で育てる予定にしている。

 あとは猿に荒らされないよう祈るばかりだ。どうも放牧場の柵を撤去してから、猿どもの跳梁が一段とひどくなった。ドーム内におもちゃのヘビでもおいてみるかとも考えている。

追加のトピックス。
 秋蒔きした菜の花もどうやら無事に冬を越したようだ。鹿除けに水糸を張ったりしたが、ヒヨドリが芽をついばんでいたらしい。キラキラテープを差して置いたのが効果があったようだ。
 やぎ小屋の屋上緑化部にも種を蒔いたが、こちらはきれいに食べられてしまった。春蒔きでも花が咲くようだから、追加の種を蒔いておいた。