友人の建築家からマイタケを頂いた。どうやら日光山中で採集したらしいが、留守中に訪ねてくれたのでくわしい場所はわからない。もっとも聞いたところで話してくれるとはかぎらない。
「きのこのシロ(場所)だけは絶対に教えない。息子には遺言で書き残す」
という話がまことしやかに語られる土地柄なのだ。
「ご心配でしょうから、調べておきました」
と放射性検査の分析通知書まで添付してある。いやいやご丁寧なことだが、いまだに心配せねばならないのが現実なのです。
計りそこなったけど1㎏はゆうにある立派なマイタケ。さすがは天然物でぷんぷん香ってくるが、はやく調理した方がよさそうだった。いまひとつは黒マイタケらしく、まだ若いものなのでいくらか保存が利きそうだが、なにせ夫婦二人なので食べきるのが大変だろう。
①自家製里芋を入れてけんちん汁。
②何はともあれ炊き込みご飯。
③ゴボウと合体のきんぴら。
④湿気った海苔をつかって佃煮。
⑤当然ながらの天ぷら。
⑥ストロガノフ家流のビーフ煮込み。
⑦ネットレシピの豚肉巻き
と、まあ、三日ほどはマイタケ責めで、やっとこさっとこの完食でした。