win10 1903修正

 先月、手動更新したwin10のバージョン1903の不具合を修正した。もっとも色があせたように見える窓マークの背景は、ライトテーマと名づけられた新デザインであるらしいのだが、アイコンが背景に溶け込んでしまい、どうにも見づらくて仕方がない。

 あるいはスタートメニューのタイルアイコンを際立たせるため、ブルー色を明るくしたのかもしれないが、もともとタッチパネル用に開発されたものだ。ふつうのモニターを使っているかぎりは不要だし、いちいちスタートボタンをクリックするのは面倒でもある。

 この背景画像は「個人用設定」で変えられるが、色の濃い古い背景は入っていない。すこし調べたところ、更新前のデーターを保存してあるWindows.oldフォルダーに残っていた。

 C: Windows.old\Users\ユーザー名……
 とすすみ、以後は表示欄の隠しフォルダーにチェックを入れて、
\AppData\Roaming\Microsoft\windows\Themes\CachedFiles

 とたどると古い背景画像をみつけられる。このWindows.oldは、更新後ひと月ほどで消えてしまうので、たまたま間に合ったのが幸いだった。

 ほかの情報によれば、以下の場所にも背景が保存されているらしい。スタートボタン横の検索に記入すればすぐに探せる。
%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\windows\Themes

 もう一つ「ようこそ」の写真がボケしまう不具合がある。機能上はまったく関係はないが、起動する度に気になってしまうので修正した。

 どうやらレジストを編集すればよいらしいが、間違ったりするとwin10に支障が出たりするので、より簡単で安全な「透明効果の無効」を試した。

 スタートマークから設定を呼出し、個人設定→色→透明効果をオフにするだけ。じつに簡単だった。

 ちなみに透明効果は、スタートメニューやタスクバーなどを半透明にすることで、背景がうっすら見える効果を狙ったもので、美しくリッチな感じ……という触れ込みだが、ほとんど気づいたことがない。どうやらPCの処理能力に負荷がかかっていたようで、オフにしたら起動や動作がスムーズになった。


今月のkindle無料キャンペーン
蛍の柩・脅し状
2019年7月19日~7月23日PDT


新刊発売中