win10 1903アップデート

 windows10の大型アップデート(バージョン1903)が5月末に一般公開されたが、なかなか自動配信されないので手動でアップデートすることにした。

 https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
 上記のアドレスでダウンロードページを開く。ただしwin10のパソコンでアクセスすること。違うOSやバージョンからはこのページは表示されず、ISOファイルのダウンロードページが表示されるようだ。

 画面が変わったら「今すぐアップデート」をクリック、つづいて「実行」をクリックすると、いつものようにユーザーアカウント制御が、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と聞いてくるので「はい」をクリックする。

 あとは画面にしたがって「今すぐ更新」や「次」をクリックすれば、自動で「ダウンロード」がはじまり、「更新の準備」とすすんで再起動をうながされる。
「今すぐ再起動」をクリックするか、そのまま放置すれば、30分後に自動で再起動されて更新作業がはじまるが、途中、自動で数回再起動し、いくつかのメーセージが表示される。

 パソコンの環境によって更新時間がかわるようだ。放置してあったのでくわしい時間はわからないが、かなり時間がかかると覚悟したほうがよい。3時間ほど後には終了メッセージが表示されていので「終了」をクリックした。

 バージョン1903では、いろいろ新しい機能があるらしく、おいおい試すことにしているが、いくつかの不具合も報告されている。
 例えば「ようこそ画面」の写真がボケていたり、スタートの「窓の壁紙」がみょうに薄くなっているのにはすぐに気がついた。いずれ修正プログラムが配信されるだろう。

 ところで今回のアップデートを手動にまでして急いだのは、以前にもお伝えした「長音記号のバグ」を修正したかったからだ。長音記号(ダッシュ)が縦組み表示で横に寝てしまう不具合は、バージョン1803からはじまり、次の1809でも修正されずじまいだった。

 なにしろ長音記号は欧文にはなく、縦組みは日本独特の表示だ。しかも一般的には横組みが多く使われていて、小説などの文章作成だけに使用されるとあっては、どうしたって対応が遅れてしまうのだろう。

 しかしバージョン1903でも治らなかったのだ。期待していただけにガッカリだが、それにしても長音記号は、とうとう見放されてしまったのだろうか。

 WEB情報をくわしく調べてみると、フォントによっては正常に表示されるとある。さっそく試してみた。
 いつも使用している「MS明朝」や「メイリオ」では、あいかわらず横に寝てしまうが、いろいろ変えてみると、正常な表示になるフォントもいくつかある。このあたりMicrosoft社の対応がちぐはぐ過ぎる気がする。

 とりあえず「HG明朝E」に変更することで我慢することにした。もっとも私が使っているのは、Word2007版とやたらと古い。参考になるかどうかはわからない。