ソーチェン交換

 薪づくり作業をすませたのでチェンソーの手入れをした。恒例になっている年に一度のメンテナンスだが、作業中に何度も目立てをしたさい「そろそろか」と気づいていたソーチェンの交換もしておいた。

 チェンソーはいつの間にか3台にもなってしまった。いずれもハスクバーナー製で246,346XPG、372XPGだが、新品で購入したのは、一番大きな372XPGだけ。もっともこれも米国の友人に購入してもらったもので、日本で買うより半値ぐらいで手に入れている。しかし、米国仕様のため部品入手にいくぶん手間がかかるのが難点だ。

 あとの2台は、女流ビルダーを目ざしてカナダまで行ったものの、あえなく挫折。その後始末にゆずってもらったといういわく付だが、機械そのものになんら問題はない。かれこれ8年ほども使っている。

 よく使うのは、やはり一番軽量の246だろうか。どちらかと言えば入門機に相当する機種だが、46ccエンジンに15インチバーの組み合わせはなかなかに使える。40センチ超のケヤキ材も問題なく処理できるほどで、今年の薪づくりは246だけですませてしまった。

 ちなみに346XPGは50.1cc・18インチ、372XPGは70.7cc・24インチ。名称にXPが付いているのはプロ仕様のようで、Gはグリップを暖かくするヒートハンドル機能。
 また346は排気デコンプ(シリンダー内の圧力を逃がす装置)がない割りに始動が軽い。スマートスタートという容易にエンジン始動を行える機能があるためらしい。

 ともあれチェンソーの切れ味は、一にも二にも刃の目立てによる。薪づくりのように堅い広葉樹を切断する場合、燃料を入れる度に行なうようにしているし、やわらかいスギであっても縦挽きでは負担がかかるため、おなじような頻度で目立てしている。

 写真のように刃が三角になるほどに摩耗したら交換どきだろう。新しい刃には、交換の目安として筋が入っている。今回は3年ぶりぐらいの交換か。

 あとは各所をエアーで吹き飛ばして掃除し、ガイドバーのミゾ掃除やグリス補給。つづいて燃料フィルターやエアフィルターを生ガソリンで洗うなどの手入れをしたが、キャブの分解は自信がないので手を出さないことにしている。