冬に植えたぶどうの苗木が順調に芽吹いている。一年目にどれほど育つかわからないけれど、つるを保持する支えを作らねばならない。いわゆる“ぶどう棚”だが、とくに東側は、加工写真のように日除けが主目的なので、そこのあたりを考慮する必要がある。
材料は、ビニールハウス用の鉄パイプに決め、農業資材店で22ミリ径を購入した。接続用に加工してあるのが便利だが、長さが5.4メートルもあるので軽トラで運べるよう切断してもらった。
パイプはT型の接続パーツなどを利用して組み立てる。ハウス用なのでさまざまな組立パーツが用意されているのも重宝する。そのほか資材店では切断機を使っていたが、設置場所で切断できるよう小型のパイプカッターを別途購入。
まず設置場所の短く切った足元パイプを叩き込む。斜面に設置するときの高さは、この足元パイプの長さで調節すればよいが、叩き込むとき変形しないよう当て木を使うのを忘れないこと。
あとは鳥居状に組み立てたパイプを差し込めばよいのだが、この作業だけは一人ではチョイとむずかしいため奥さんに手伝ってもらう。余談ながらわが家では、こうした手伝い作業のとき「猫の手、お願い」と声をかければよいことになっている。
パイプの固定は、叩き潰した先端に穴を開け、ログ壁にネジ止めする。はしごに乗っての作業や、軽トラを利用して足場を作ったりと、このあたりが苦労のしどころだった。
それにしても100円ショップ”ダイソー”で購入したパイプカッター。わずか400円ながらけっこう使えるのにちょっとビックリ。万力に固定したパイプにセットし、回転させるたびにネジをまわして刃先を締め、さらに回転させると、およそ20回転ほどでポロリと切れてくれる。イボ付軍手の手万力でもさほどの苦労なく切断できた。